コンスタンティノープル 

    
 
 


 イスタンブールの観光の中心地は、
 旧市街のスルタンアフメット地区です。
 ここに、コンスタンティノープルの宮殿や寺院が
 ぎゅっと凝縮されています。
 京都で言えば、清水〜八坂神社といったところです。

 宿は、ここに取りました。
 てくてく歩いて、世界遺産のことごとくを見て回りました。
 トルコのモスクの荘厳さたるや、
 カメラに収めることは、とうていできません。

 イスラム文化の美的感性や色彩感覚は、
 思ってたよりずっと繊細でセンス良く、
 日本的でさえありました。

 滞在中、ブルーモスクと言われる、
 スルタンアフメットジャーミーには、4回行きました。
 早朝のモスク、昼のモスク、夜のモスク、
 光の当たり具合、静寂さ、人々の喧噪、
 1度として、同じモスクではありませんでした。
 思わず、イスラム教徒になりそうでした。

 港から見えるモスクの姿、対岸から見える宮殿の姿、
 空から見えるドームの丸み。それを囲む塔(ミナーレ)。
 いやもう、すんばらしいです。
 宗教て、すごいものをつくりあげるもんです。
 教会もお寺も、見慣れているだけで、負けてないんでしょう。

 たぶんバスやタクシーとかだったら、
 1日で見終わってしまうくらいの世界遺産の数々。
 うちらは効率悪く、トラムに乗ったり、炎天下を歩いて、
 ひとつづつ見ました。

 どしゃぶりにあって、軒下で何時間も動けなくなったり、
 トイレを探し歩いたり、道に迷って、
 全然違うところをうろうろしたり、ぼったくられたりしながら、
 イスタンブールをほぼ網羅しました。

 イスタンブールは、活気があり、海が近く、
 神戸みたいなところでした。
 治安は良く、人々は親切です。
 日射しは暑いですが、木陰には、涼しい風が吹きます。

 イスタンブールは、想像以上にステキな街でした。

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